日本史の骨格——飛鳥から現代までの8つの局面
政治の主導権がどう移ってきたかを、8つの局面で俯瞰する。
この単元の目標
- 各時代の政治の中心(誰が支配したか)を説明できる
- 時代転換のきっかけとなった出来事を因果でつなげられる
8つの局面
| 時代 | 政治の中心 | 転換点 |
|---|---|---|
| 飛鳥・奈良 | 天皇と豪族(律令制) | 645 大化の改新 |
| 平安 | 貴族(摂関政治) | 866 応天門の変など |
| 鎌倉 | 武家(幕府)と朝廷 | 1185 守護・地頭設置の承認/1192 頼朝の征夷大将軍任命 |
| 室町・戦国 | 守護大名→戦国大名 | 1467 応仁の乱 |
| 江戸 | 幕藩体制 | 1603 江戸幕府 |
| 明治〜 | 近代国家 | 1868 明治維新 |
| 昭和戦前 | 政党政治→軍部 | 1931 満州事変 |
| 戦後 | 民主政治・経済成長 | 1945 終戦 → 1955年体制 |
貫通するテーマ
- 土地と人の支配をめぐる競合(国 → 貴族 → 武士 → 幕府 → 国家)
- 外来文化の受容と土着化(律令・宋銭・蘭学・アメリカ流民主主義)
- 経済圏の拡大(荘園 → 都市 → 全国市場 → グローバル経済)
考察問題
武士が台頭した根本的な要因を、土地支配の観点から説明せよ。
解答・解説
律令制の崩壊で**公地公民が崩れ、荘園という私有地が広がった**。国司ではなく現地で武力を背景に土地を守る人々(武士)が実効的な支配者となった。
練習問題
応仁の乱以降、実力で領国を支配する存在を何と呼ぶか。
解答・解説
**戦国大名**。寺社や国司を排して分国法で領国経営を行った。
明治初期の身分制度の改革は、完全な平等を実現したか。
ヒント
四民平等
解答・解説
旧来の身分的制約が改められ、職業や婚姻などの自由が広がったが、華族・士族・平民の区分や社会的差別は残った。「四民平等」は一度の法令で完全な平等を実現したという意味ではない。
確認クイズ(日本史)
問1. 摂関政治が盛んになった時代はどれか。
問2. 1930年代に政治の実権を握っていったのはどれか。
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