漢字の成り立ちと覚えるコツ
象形・指事・会意・形声の分類から、部品で漢字を理解する。
この単元の目標
- 漢字の成り立ち4分類を説明できる
- 部首・旁などの部品に分解して未知の漢字の読みや意味を推測できる
- 音読み・訓読みの使い分けを説明できる
漢字の成り立ち(造字の原理)
| 成り立ち | しくみ | 例 |
|---|---|---|
| 象形 | 物の形をかたどる | 山・川・魚 |
| 指事 | 位置・数など抽象的な概念を記号で表す | 上・下・一 |
| 会意 | 複数の部分の意味を合わせて意味をつくる | 休(人+木)・林・森 |
| 形声 | 意味を表す部分+音を表す部分 | 銅(金=意味+同=音) |
漢字の大部分は形声です。同じ音を表す部分を持つ字では、音読みが共通したり似たりすることがあります。たとえば「青」を含む「清・精・晴・情」には「セイ・ショウ・ジョウ」などの読みがあります。ただし、音の変化や日本への伝来時期の違いもあるので、一つの読みをすべてに当てはめず辞典で確認します。
音読みと訓読み
- 音読み: 中国由来の読み。漢語(二字熟語)で使われることが多い
- 訓読み: 日本語に当てはめた読み。送り仮名をともなうことが多い
- 熟語にも「山道(やまみち)」のような訓読みや、「重箱(じゅうばこ)」のように音・訓を組み合わせるものがある。単独の漢字でも「本(ほん)」は音読みなので、語ごとに確認する
例題
「銅」は形声文字である。意味を表す部分と音を表す部分をそれぞれ答えよ。
解答・解説
意味を表すのは「金」で、金属に関係することを示す。音を表すのは「同」で、「ドウ」という音読みの手がかりになる。現代の字形を見た印象だけで成り立ちを断定せず、漢和辞典でも確かめよう。
練習問題
「木」を2つ並べた漢字、3つ並べた漢字をそれぞれ答えよ。
解答・解説
**林**(並べると林)、**森**(重ねると森)。数量で意味が増すのは会意の考え方。
「清・請・情・精」に共通する部分「青」は何を表しているか。
解答・解説
**音**を表す部分。「セイ・ショウ・ジョウ」などの音読みの手がかりになる。ただし、同じ部分を含んでも読みが完全に一致するとは限らない。
「山」と「川」はどの成り立ちか。
ヒント
物の形をかたどっている。
解答・解説
**象形**。
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