生物の環境応答

神経系による刺激伝達、ホルモン調整、恒常性維持を学ぶ。

この単元の目標
  • 神経興奮の伝導・伝達を説明できる
  • 血糖値・体液の恒常性維持の仕組みを説明できる
📑 目次
  1. 神経系
  2. 恒常性(ホメオスタシス)
  3. 植物の環境応答

神経系

  • 活動電位: 典型的な神経細胞では Na⁺ 流入で脱分極し、Na⁺ チャネルの不活性化と K⁺ 流出で再分極する。不応期はこの過程と重なる
  • 無髄神経線維より有髄のほうが跳躍伝導で速い
  • シナプス伝達: 化学伝達物質(アセチルコリン等)が拡散し、次の細胞に興奮(または抑制)を伝える。一方向のみ

恒常性(ホメオスタシス)

項目調整のしかた
血糖値インスリン(下げる)/グルカゴン・アドレナリン(上げる)
体温皮膚血管・汗(放熱)/震え・代謝亢進(産熱)
体液浸透圧バソプレシン(抗利尿)で尿量調整、アルドステロンで Na⁺ 再吸収

多くは負帰還制御(目標からのずれを打ち消す方向へ働く)で維持されます。

植物の環境応答

  • 屈性: 光屈性(オーキシンが背光側に集まり伸長)、重力屈性
  • 植物ホルモン: オーキシン(伸長・頂芽優勢)、ジベレリン(発芽促進)、アブシジン酸(気孔閉鎖・休眠)、エチレン(果実の追熟)
  • 日長反応: 短日植物(キク)と長日植物(ラディッシュ)は夜の長さを感知する
例題

血糖値が上がったとき、体はどのようにして元に戻しますか。

解答・解説

血糖値上昇 → ランゲルハンス島β細胞から**インスリン**分泌 → 細胞へのブドウ糖取り込み促進・グリコーゲン合成 → 血糖値低下(負帰還)。

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