意見文を書く
自分の考えを、根拠とともに筋道立てて書く。
- 主張・根拠・結論の構成で意見文を書ける
- 資料を根拠として活用できる
基本の構成
最初に自分の立場(賛成か反対か)を明確にするのが最重要です。途中で立場があいまいになると、読み手に伝わりません。
- 根拠には 「なぜそう言えるのか」の具体例・データ を添える
- 反対意見も理由を含めて公平に取り上げ、認められる点と自分の考えを分けて述べる
- 一つの段落には一つのことを書く
事実と意見を分け、根拠の範囲を確かめる
「利用者が何人いたか」は確かめられる事実、「開室時間を延ばすべきだ」は判断を含む意見です。資料を使うときは、調査した時期・対象・人数・質問内容を確認し、言える範囲を超えないようにします。実際に資料を引用する場合は、資料名や作成者など出典を示し、自分の意見と区別します。
【練習用の架空の調査】ある学級の30人全員に「昼休みに図書室で本を読みたいか」と尋ねると、18人が「はい」と答えた。この資料は「全校生徒の大半が開室を希望している」という主張の根拠になるか。
解答・解説
そのままではならない。18÷30=0.6なので、言えるのは「調査した学級では60%が読みたいと答えた」こと。ほかの学級は調べておらず、「本を読みたい」と「開室を希望する」も完全に同じ質問ではない。全校への調査や具体的な希望の確認が必要である。
意見文の自作例:「私は昼休みの図書室開室を週一回試すことを提案する。練習用の学級調査では30人中18人が昼休みに図書室で読みたいと答えており、この学級には利用の需要がある。ただし、当番の負担が増えるという問題もある。そこで、担当者と相談して短期間だけ試し、利用人数と負担を記録してから継続を判断したい。」資料の範囲を限定し、反対意見を踏まえた条件付きの提案にしています。
「30人中18人が『はい』と答えた」「昼休みの開室を試すべきだ」を、事実と意見に分けよ。
解答・解説
前者は調査結果として確かめられる事実、後者は判断を含む意見。なお、この問題の調査は練習用の架空の設定である。
「当番の負担が増える」という反対意見に対し、相手を否定せず提案を改善する文を書け。
解答・解説
例:「当番の負担が増える点には配慮が必要だ。担当者と相談して週一回、短期間だけ試し、負担が大きければ方法を見直したい。」反対理由に対応する具体的な条件を示す。
学級調査を根拠に、昼休みの開室について「主張・理由」の二文を書け。
解答・解説
例:「私は昼休みの図書室開室を試してみたい。この学級の調査では30人中18人が昼休みに図書室で読みたいと答え、利用を望む人がいると分かるからだ。」全校の希望だと広げず、根拠が支える範囲で書く。