この単元の目標- 二次関数の意味を理解し、グラフをかける
- 頂点・軸・変域を読み取り、グラフの平行移動を説明できる
📑 目次
- 二次関数
- 基本:係数・変域・変化の割合
- 発展:放物線の平行移動
- 例題
- 発展:平方完成——一般形を頂点の形へ
- 練習問題
二次関数
y が x の二次式で表される関数を二次関数といいます。以下では a=0 とします。中学での基本は y=ax2 で、グラフは放物線です。平行移動した形や平方完成は高校につながる発展として扱います。
基本:係数・変域・変化の割合
y=ax2 は y 軸について対称で、a>0 なら上に、a<0 なら下に開きます。変域は端点の値だけでなく、区間に $x = 0$ が含まれるかを確認します。変化の割合は「y の増加量 ÷ x の増加量」で、比例定数 a そのものとは限りません。
基本例題:負の数を含む変域
y=ax2 が点 (2,8) を通る。(1) a を求めよ。(2) −1≤x≤3 のときの y の変域を求めよ。(3) x が −1 から 3 まで増加するときの変化の割合を求めよ。
解答・解説
(1) 8=4a より a=2。(2) 区間に 0 が含まれるので最小値は x=0 のとき 0。端点の値は 2 と 18 なので最大値は 18。よって 0≤y≤18。(3) (18−2)÷(3−(−1))=4。
基本の練習問題(解答つき)
y=−x2 で −2≤x≤1 のとき、y の変域と、x が −2 から 1 まで増加するときの変化の割合を求めよ。
ヒント
頂点と両端の値を調べる。変化の割合では始点と終点の値を使う。
解答・解説
x=−2,0,1 で y=−4,0,−1。変域は −4≤y≤0。変化の割合は (−1−(−4))÷(1−(−2))=1。
y=2x2 で 1≤x≤3 のときの y の変域を求めよ。
解答・解説
この区間に x=0 は含まれず、x とともに y は増加する。端点で y=2,18 なので 2≤y≤18。最小値を 0 にしないこと。
発展:放物線の平行移動
| 式 | 頂点 | 軸 |
|---|
| y=ax2 | (0,0) | x=0(y軸) |
| y=a(x−p)2+q | (p, q) | x=p |
次の図のように、放物線を平行移動するだけで新しい式が得られます。
放物線の平行移動: y = ax² → y = a(x−p)² + qy=ax2 のグラフを x 軸方向に p、y 軸方向に q だけ平行移動すると y=a(x−p)2+q になります。これが「頂点の形」が便利な理由です。
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プレイグラウンド: a, p, q を動かして頂点・軸・x切片の変化を確かめよう例題
例題 1
二次関数 y=2(x−3)2−5 のグラフの頂点の座標と軸の方程式を求めよ。
解答・解説
頂点 (3,−5)、軸 x=3
例題 2
頂点が (−1,4) で、点 (1,−4) を通る放物線の式を求めよ。
解答・解説
y=a(x+1)2+4 に (1,−4) を代入: −4=4a+4、a=−2。よって y=−2(x+1)2+4
x 軸との共有点は y=0 とおいて調べます。y=a(x−p)2+q なら (x−p)2=−q/a なので、右辺が正なら2点、0なら1点、負なら0点です。高校では一般形の判別式 D=b2−4ac でも判定します。 発展:平方完成——一般形を頂点の形へ
y=ax2+bx+c(a=0)を 平方完成して、平方の項と定数の和にすると頂点が読み取れます。因数分解のたすきがけとは別の操作です。たとえば x2−6x に 9 を足すと (x−3)2 になるので、同時に 9 を引いて式の値を保ちます。
発展例題
y=x2−6x+1 のグラフの頂点を求めよ。(x2−6x を (x−3)2−9 と見立てる)
解答・解説
y=(x−3)2−9+1=(x−3)2−8 より頂点 **(3,−8)**。公式 (−b/2a,⋅)=(3,⋅) とも一致
練習問題
練習問題
放物線 y=−2(x+4)2+3 の頂点の座標と軸の方程式を求めよ。
ヒント
(x+4)2=(x−(−4))2 と読み替える。
解答・解説
頂点 **(−4,3)**、軸 **x=−4**
放物線 y=3x2 を x 軸方向に −2、y 軸方向に 5 だけ平行移動したグラフの式を求めよ。
解答・解説
y=3(x+2)2+5
頂点が (2,−1) で点 (0,3) を通る放物線の式を求めよ。
ヒント
y=a(x−2)2−1 とおいて点を代入する。
解答・解説
3=a(0−2)2−1⇒a=1。よって **y=(x−2)2−1**
y=x2+4x+7 を平方完成し、最小値を求めよ。(発展)
ヒント
x2+4x=(x+2)2−4。
解答・解説
y=(x+2)2+3 より **最小値 3(x = −2 のとき)**
第 1 問
次の二次方程式を解け。
x2+3x+2=0紙に解いてから「答えを見る」で採点しよう。問題は無限に生成できます。
無限ドリル: 二次方程式がランダムに出題されます。因数分解で解いてみよう第 1 問
次の式を因数分解せよ。
x3+2x2+x+2紙に解いてから「答えを見る」で採点しよう。問題は無限に生成できます。
激ムズ無限ドリル(発展): たすきがけの因数分解。二次方程式の解法の土台です