この単元の目標- 積・商・合成関数の微分公式を使える
- 関数の増減・極値・グラフの概形を描ける
📑 目次
- 微分の公式
- 三角関数・指数対数の微分
- 積分と体積
- 練習(極限ドリル)
- 小ネタ: 複利の極限としての e
微分の公式
合成関数の公式(連鎖律)は「外側を先に微分 × 内側の微分」。たとえば y=sin2x なら y′=cos2x×2=2cos2x です。
三角関数・指数対数の微分
| f(x) | f'(x) |
|---|
| sinx | cosx |
| cosx | −sinx |
| ex | ex(微分しても変わらない!) |
| logx | x1 |
例題
f(x)=xe−x (x≥0) の最大値を求めよ。
解答・解説
f′(x)=e−x(1−x) より x = 1 で極大かつ最大。最大値 f(1)=e−1
プレイグラウンド: 接線の傾きと極値の関係(数学IIからの発展)定義域と符号まで確認する微分
f(x)=xlogx(x>0、log は自然対数)の最小値を求めよ。
ヒント
積の微分を使い、導関数が負から正に変わる点を調べます。
解答・解説
f′(x)=logx+1 より、0<x<e−1 で負、x>e−1 で正。したがって x=e−1 で最小値 −e−1 をとります。f′(x)=0 を解くだけでなく、定義域全体での増減を確認することが大切です。
y=e2xsinx の x=0 における接線を求めよ。
ヒント
積と合成関数の微分を組み合わせ、接点と傾きを別々に求めます。
解答・解説
y′=e2x(2sinx+cosx)。x=0 で y=0、y′=1 なので接線は y=x。e2x の微分では内側の 2x の導関数 2 を掛け忘れないようにします。
積分と体積
回転体の体積は、細い円板(半径 f(x)、厚さ dx)の体積 πf(x)2dx を積み上げるものとして導けます。区分求積の考え方そのものです。
例題
y=x (0≤x≤1) を x 軸のまわりに1回転させてできる体積を求めよ。
解答・解説
V=π∫01xdx=2π
数学IIIの積分は部分積分・置換積分が武器になります。(fg)′=f′g+fg′ を移項した ∫f′g=[fg]−∫fg′ が部分積分の本体です。 練習(極限ドリル)
第 1 問
次の極限を求めよ。
x→∞lim4x2+31x2+2紙に解いてから「答えを見る」で採点しよう。問題は無限に生成できます。
激ムズ無限ドリル: 因数分解・有名極限・∞/∞ 型の極限がランダムに出題されます小ネタ: 複利の極限としての e
読み込み中…
複利を細かく回すと元金は e 倍で頭打ち——lim(1+1/n)ⁿ = e を体感する