弧度法と三角関数
ラジアン、一般角、三角関数のグラフと加法定理。
- 弧度法と度数法を相互に換算できる
- sin・cos のグラフの性質(周期・最大最小)を説明できる
- 加法定理を使って計算できる
角度の倍率を、横軸の時間の伸び縮みとして読む
観覧車の高さは一周するたびに繰り返します。一周にかかる時間が半分なら、同じ時間に波が二つ現れます。sinの中のxを2xに置き換えるのは、このように進む角度を2倍速にすることです。
y=A sin(Bx+C)+D(A≠0、B≠0)では、中の角度が2π進むと一周期なので周期は2π/|B|。A≠0のとき振幅は|A|、中央の高さはDです。Bを括り出してB(x+C/B)とすると、横方向のずれは−C/Bと読めます。
三角方程式では、まず中の角度をtと置き、xの範囲からtの範囲も変換します。一周分だけで考えてしまうと、xを何倍かした場合に解を落とします。求めたtを元のxに戻すまでが一組の作業です。
y=3 sin(2x−π/2)+1の振幅・周期・最大値・最小値は。
解答・解説
振幅3、周期π、中央の高さ1。sinは−1から1なので最大値4、最小値−2。2(x−π/4)より、y=3 sin(2x)+1を右へπ/4ずらした形です。
0≤x<2πでsin(2x)=1/2を解け。
解答・解説
t=2xと置くと0≤t<4π。t=π/6,5π/6,13π/6,17π/6なので、x=π/12,5π/12,13π/12,17π/12。範囲内に4個あります。
y=−2 cos(3x)+4の振幅・周期・値の範囲は。
解答・解説
振幅2、周期2π/3、2≤y≤6。負号は波を上下反転しますが振幅は正です。
0≤x<2πでcos x=−1/2を解け。
解答・解説
x=2π/3,4π/3。単位円のx座標が−1/2になる第2・第3象限の2点です。
y=sin(x+π/3)はy=sin xをどちらへ動かすか。
解答・解説
左へπ/3。x=−π/3で中身が0となるため、原点にあった通過点が左へ移っています。
弧度法
- 、、、
- 弧度法なら微積分の公式がきれいになる(数学III で本格使用)
グラフの性質
| 関数 | 周期 | 最大・最小 | 奇偶 |
|---|---|---|---|
| 奇関数(原点対称) | |||
| 偶関数(y軸対称) | |||
| なし(漸近線) | 奇関数 |
加法定理
🔍 加法定理の導出——同じ弦の長さを2通りで計算
- Step 1: 単位円上に2点をとる
P と Q の偏角の差は α−β。両点を −β だけ回転しても距離は変わらず、Q は (1,0) に移る。
- Step 2: 回転後の座標で距離を計算
単位円の恒等式 sin²+cos²=1 で整理する。回転角が一般角でも成り立つ。
- Step 3: 座標の差からも PQ² を書く(その2)
元の座標でも距離を求め、2つの結果を等しいとおく。
- Step 4: 余弦の差と和の公式
β を −β に置き換え、cos の偶関数性と sin の奇関数性を使うと、余弦の和の公式になる。
- Step 5: 正弦の公式へ
単位円からわかる余角の関係 cos(π/2−α)=sin α、sin(π/2−α)=cos α を使う。さらに β を −β にして正弦の差の公式を得る。
を求めよ。
解答・解説
なので加法定理より
rad を度数法で表せ。
解答・解説
**120°**
の最大値と最小値を求めよ。
ヒント
の範囲は
解答・解説
最大 **3**()、最小 ****()
を求めよ。
ヒント
解答・解説
問1. rad は何度か。
問2. はどの対称性をもつか。