級数と収束判定
無限級数の収束・発散。比較・比・根・積分判定からテイラー級数の応用まで。
この単元の目標
- 等比級数・p 級数の収束条件を記憶している
- 各種収束判定法を選んで適用できる
- 交代級数・絶対収束・条件付き収束を区別できる
基本の級数
| 級数 | 収束条件 |
|---|---|
| 等比級数 | (和は ) |
| 級数 | ( では発散) |
| 調和級数 | 発散( の臨界例) |
| 交代調和級数 | 収束()=条件付き収束 |
収束判定法
- 必要条件:項自身が 0 に向かわなければ発散( は即発散)
- 比較判定:非負項級数では、小さい方が発散なら大きい方も発散/大きい方が収束なら小さい方も収束
- 比判定(ダランベール):十分大きな n で とし、 なら で絶対収束、 で発散。 では判定不能
- 積分判定: 上で が連続・非負・単調減少なら と は運命を共にする
- 交代級数(ライプニッツ):項の絶対値が単調減少かつ 0 に収束すれば収束
絶対収束( が収束)ならもとの級数も収束し、項の並べ替えで和が変わることもありません。一方条件付き収束(もとの級数のみ収束)では並べ替えると別の和になり得ます——リーマンの再配列定理は級数の「有限和」の直感が破綻する代表例です。
例題
は収束するか。収束するなら和を求めよ。
解答・解説
比判定: で**収束**。和は に を代入して **2**
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